| □商品詳細 | | 時代を感じる越前芦屋釜 素紋真形釜「人間国宝 長野垤志極め」(極箱)<慶長時代後期>を出品します。
(この釜は和銑です。 技術力の高い筑前芦屋(古芦屋)の鋳物師達が、大内義孝の暗殺や様々な理由から他の鋳造地に移り住み造った茶之湯釜の総称を脇芦屋といい、「越前」「伊勢」「伊予」「石見」「博多」「播磨」「肥前」「河内」などがあります。越前芦屋釜はそのうちの一つです。 フォルムは怒り肩で口が大きいです。鬼面が強く膾肌が美しい茶之湯釜です。越前釜はスが多いのですがこの釜は比較的スが少ないです。口元内側に轆轤目のような跡が少し見えます。
長野垤志(ながのてつし)<1900年(明治33)~1977年(昭和52)> 山本安曇、香取秀真、伊東和正に師事し和銑による茶之湯釜制作の人間国宝になられた方です。「芦屋釜」「天命釜」などの茶之湯釜研究にも従事し「茶之湯釜全集」などの著書でも有名です。
釜の内側に赤錆が有りますが問題なくご使用頂けます。釜の蓋は新しい物に替わっています。また少し錆が見えます。 水漏れは御座いません。尚、ご使用の頻度にもよりますがだんだんと赤錆は落ちていきますのでご安心下さい。) 直径26.2cm(羽径)、高さ19.3cm(胴のみ)、高さ22.5cm(蓋含む)、内口径12.8cm、外口径13.4cmです。 (敷板は商品ではありませんので御注意下さい。) 中古品ですので写真を良くご覧の上、ご入札頂きます様お願い致します。
芦屋釜(筑前芦屋)とは 茶之湯釜の原点であり、他の鋳造地では真似できない技術力と気品の高さを有した茶之湯釜の最高峰とされています。
脇芦屋釜とは 芦屋釜の工人達が各地へ移り造った茶之湯釜の事を指します。 産地によって経緯は様々ありますが、 芦屋釜のパトロンであった大内家が室町時代末期(1551年)9月に謀反により滅亡し、工人達の移住はさらに加速しました。(「博多芦屋」「伊勢芦屋」「伊予芦屋」「石見芦屋」「肥前芦屋」など)結局、筑芦屋釜の鋳造地は桃山時代末期になくなります。 脇芦屋の中でも優秀な工人が移住した「博多芦屋」は桃山時代以降も巧みな茶之湯釜を造りだし数々の名品を生み出しています。 また、関西圏に近い「伊勢芦屋」や「伊予芦屋」は茶人などからの注文も多く創作的な作品を数々残しています。 村田珠光、武野紹鴎、千利休等の侘茶の影響により西村道仁や辻与次郎をはじめとする京釜が隆盛 台頭し、江戸時代前期頃から芦屋釜系の茶之湯釜は次第に衰退していきます。 (京釜の工人達も芦屋釜を真似た作品を沢山残しています。)
釜の内側に少し赤錆が有りますが問題なくご使用頂けます。水漏れは御座いません。尚、ご使用の頻度にもよりますがだんだんと赤錆は落ちていきますのでご安心下さい。) 直径cm、高さcm(胴のみ)、高さcm(蓋含む)、内口径cm、外口径cmです。 (敷板は商品ではありませんので御注意下さい。) 中古品ですので写真を良くご覧の上、ご入札頂きます様お願い致します。
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鉄には和銑(わずく)と洋銑(ようずく)の二種類があります。
和銑は日本古来の砂鉄を炭で精錬し、日本刀や釜、工芸品に使われてきた地金です。 <砂鉄地金> 材料の入手が難しく熟練の経験と技術を要し生産性が低いのが問題です。
洋銑は鉄鉱石を石炭等で溶かし大量生産出来る鉄です。 <鉄鉱石地金> 高い生産性に加え切削(せっさく)・塑性(そせい)のしやすさから多様されています。 しかし洋銑で造られた物は錆び易く弱い。 表面加工と錆び止めでなんとか使用には耐えますが和銑の強さには勝てません。
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この商品は高額商品の為、同梱包は致しません。 また複数個にに分けて発送する場合もありますので、 全国一律送料¥3,000 (北海道・沖縄及び離島へのお届けは¥5,000)
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| □注意事項 | | 真贋は保障致しておりますが、高額商品ですので店舗にて商品ご確認の上 ご入札をお勧めしております。 ご来店希望の方はホームページの「お問い合わせフォーム」より来店希望日など詳細のご連絡をお待ちしております。(検索ワード「茶之湯釜 葵庵」よりご覧いただけます。) また、ホームページの「お問い合わせフォーム」よりご連絡をされた場合は、このオークションの「質問蘭」より「来店希望」とご一報頂けますと有難いです。 宜しく御願い致します。
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