Yahoo!オークション - 幻の逸品 ロールスロイスシルバーゴーストマスコ...


稀少品を通り越して、幻の逸品と呼ぶのに相応しい、素晴らしい商品をご紹介致します。
 
ロールスロイス(ROLLS-ROYCE)フライングレディの初期マスコットです。
 
1911年代製作のファーストのモデルで世界中に数十個しか残存しないと云われる幻のロールスロイスマスコットです。
 
かの名車、シルバーゴーストにのみ、車載が許されたと云われるマスコットになります。
 
オール純銀製で光り輝くこのマスコットを手に取ると、そのことも納得してしまいます。
 
 ロールスロイスのマスコットは、英国の彫刻家、チャールズ・ロビンソン・サイクスがデザインし、1911年からロールス・ロイス社の正式なマスコットとなることが決定しました。
 
このマスコットにはスピリット・オブ・エクスタシー「Spirit of Ecstasy」という作品名が付けられたことは有名な話です。
 
また、1920年、スピリット・オブ・エクスタシーはパリで開催されたフード・マスコット・コンテストでグランプリを受賞しました。
 
このことはその芸術的価値が国際的に認められたことを意味すると言われております。
 
書籍を調べると、1948年までというもの、全てのスピリット・オブ・エクスタシーは、サイクスの工房で一つ一つロストワックスによって製作されていたとのことです。
 
そして1928年までは総ての作品はサイクス自身の手で検査が行われていたと聞きます。
 
このマスコットもその工房でサイクス監修の元、製作された、ファーストロットの中の一つだと聞いております。
 
このマスコットは非常に大きくて、そして、驚くほど重量があります。
 
このマスコットはマスコット全体そのものが純銀製で、1920年代以降のRRマスコット(ニッケル合金にシルバーコーティング)と比較すると、その輝きの色合いも、重量も異なります。
 
マスコット本体のサイズは、およそ縦14cm×横11cm×高さ19cm(ボルトの長さは含みません)になります。
 
初期型の1920年代製のマスコットと比較すると、ひと回り以上大きいサイズです。
 
1930年以降のマスコットと比較すると2倍近く大きい印象です。
 
その分、固定するボルトやナットのサイズも、今とは比較にならない程、太くて、強固なボルトになっております。ファーストモデルは翼の裏側には刻印がされておりません。
 
ベースの部分が2段になっており、一番上には「Charles Sykes」と直筆でのフルネームサインがあります。
 
初期以降のモデルは「C.Sykes」の刻印サインになります。
 
2段目には「ROLLS-ROYCE LIMITED.FEB.6-TH 1911」の刻印があります。
 
これは彫刻家チャールズ・サイクスのサインと、このマスコットが発表された1911年2月6日を示しております。
 
近代のマスコットにはこの様な刻印は見られず、ファーストロットのマスコットだと言われております。
 
とても素晴らしい商品です。
 
ボルト部分や六角ナットやワッシャーも当時のままの状態で残っております。(古くて、少し油が滲んでおります)。

ボルト1個、ワッシャー2枚(大・中サイズ)が付属します。
 
ボルト部分の先端には小さな穴が開いております。
 
これは、マスコットが外されて盗難に遭わない様に、ボルトと車両をワイヤーで固定する為の穴だと聞いております。
 
また、余談になりますが、書籍によると、サイクスの工房で一つ一つロストワックスによって製造されていたこのマスコット、鋳型から出された作品は、荒磨きの後サクランボの種を砕いた磨き粉で仕上げられ、濡らしたタバコの葉に包まれて保存されていたとのことです。
 
この方法であれば、数ヶ月間は輝きが曇ることはなかったと云われております。
 
 非常に古い商品ですが、英国のコレクターによって、大切に保存されていた為、状態は非常に良く、キズや割れや欠けや錆びなど一切無く、最高のコンディションです。
 
この先、2度とお目にかかることが出来ないであろう、ファーストモデルのフライングレディです。
 
 私の数あるコレクションの内、大切な一つであり、無理に手放すつもりは無いのですが、この素晴らしい歴史ある商品をご紹介したいことと、ロールスロイスファンの方やベントレーファンの方で、この商品の歴史と価値をご理解頂け、大切にして頂ける方がいらしたらお譲りしたいとも思い、ご案内をしております。
 
 カーマスコットコレクターの方や、自動車博物館関係の方からのお問合せにも喜んでご対応させて頂きます。
 
どうぞよろしくお願い致します。