故・長岡氏はプレーヤー周りのSN比の向上が、再生音に好結果を与えると、述べております。
その様な中で、カートリッジとシェルの不安定性には、特に気を配っておりました。

この部分は、音の入り口であり、ここの対策が不足していると、最終的には、スピーカーで歪を拡大してしまいます。
このため、カートリッジとシェル、シェルとアームのガタと呼ばれる遊びを可能な限り、排除するに越したことは無いと
提言しております。

これに関しましては、他の高名な評論家も同様に賛同しており、いわば、オーディオの常識と言えます。

さて、今般の出品は本来は、様々なスキマを埋めるために、オーディオ・バブル期以降に開発された、ブチル・ゴムのパテ材です。
この様な新素材が、当時開発されていれば、故・長岡氏をはじめ、評論家も注目したと思います。

可塑性に優れ、耐候性、化学的変性も低く、耐水性もあります。更には、ある程度の粘着性があるため、
密着した場合、剥がれ落ちる事もありません。使用後は、粘土の様にもう一度丸めて、何度も使用可能です。


従いまして、好みに合わせて、調整をお勧めいたします。音のメリハリ、微妙なニュアンスを求めるには、最適と思います。

写真②出荷時の状況。概ね5㎜の厚みとなります。

以下、いずれも参考写真です。商品ではありませんので、ご注意ください。

写真③はアルミ・プレス・シェルとカートリッジのスキマを埋めてみた参考写真です。
なかなか良い具合に、シェルの鳴き、カートリッジの鳴きをダンプしてくれます。

写真④はカートリッジ、スタイラスの隙間・空間を埋める事で、それぞれの鳴きの抑制、更には、密着性を
向上できます。試聴の結果、明らかに、音に変化が現れます。

写真⑤ヘタってしまったインシュレーターの底部に挟み込み、ブチル・ゴムで弾力を補強している様子です。
密着が増すことで、ブチル・ゴムの防振性能をいかんなく発揮します。ビニール袋に入れたままの方が、べたつきがなく利用しやすいと思います。

注:インシュレーターの補強としての利用の場合には、パテを4個。
複数使用で、4本すべてに利用されることをお勧めいたします。

オーディオ。バブル期にはまだ商品化されていなかった、新素材です。
これらの使用例以外にも、ブチル・ゴム・パテの用途は利用される皆様のアイディアで広がると思います。

注:写真③④⑤は参考写真・使用例です。商品ではありません。再度、念の為。

商品内容:軟質ブチル・ゴム・パテ材・10g。
ノークレーム、ノーリターンでご検討宜しくお願いいたします。

郵送は、定形郵便110円です。

尚、複数セットご希望の場合は、9セットまで、可能です。
その場合は、郵送料金を再度計算いたします。