◆宮武外骨(編)『徳川幕府時代・絶版図書展覧目録』雅俗文庫、明治44年・初版本、四六判、全5丁(表紙・裏表紙共)、一冊.
◆自身も筆禍事件で処罰された宮武外骨が、筆禍事件の歴史をまとめた『筆禍史』を編纂するため、江戸時代に絶版を命じられた発禁本を大阪・京都・東京で各1日ずつ開催した絶版図書の展示会の展観目録.宮武をはじめ蔵書家としても知られた大槻如電をはじめとする諸氏が所蔵していた江戸時代の絶版所とその編著者を目録形式で載録.宮武外骨の生涯をたどる貴重史料であると共に、江戸時代の発禁本・絶版書の歴史をたどる貴重な文献.