①〈おでん、すきやき〉が〈筍にそら豆〉になる一月から五月までの百日間、〈ちゅんちゅん、ぺちゃくちゃと自分勝手なおしゃべり〉を毎日書き留めた手帖。冬枯れの光景に、悲惨な事件を起こしてしまった女性の心理を思いやり、陽気が温かくなると、しょっちゅうまぜずしを作って父・露伴を閉口させたかつての自分を懐かしむ。日常の何気なさの中に、“暮らし"の実感を伝える随想集。

雀の手帖 (新潮文庫)
平成9年11月1日 発行
平成9年11月20日 二刷
著者 幸田 文
発行所 株式会社新潮社

② 梨花は寮母、掃除婦、犬屋の女中まで経験してきた四十すぎの未亡人だが、教養もあり、気性もしっかりしている。没落しかかった芸者置屋に女中として住みこんだ彼女は、花柳界の風習や芸者たちの生態を台所の裏側からこまかく観察し、そこに起る事件に驚きの目を見張る……。
華やかな生活の裏に流れる哀しさやはかなさ、浮き沈みの激しさを、繊細な感覚でとらえ、詩情豊かに描く。

流れる(新潮文庫)
昭和32年12月15日発行
平成11年4月25日57刷改版
平成12年9月10日59刷
著者 幸田 文
発行所 株式会社 新潮社

2冊セット バラ売り不可

書き込み切り抜きなし 読む分に問題ありません

経年劣化や、保管状況によりカバーや小口にシミ、汚れ、ヤケなどありますので、
画像によりご確認ください。

現品限り。入金確認後24時間以内に発送。
ノークレームノーリターン

※古本ですので、神経質な方、状態の程度が気になる方の購入はご遠慮ください。
あくまでも、本の内容を知りたい、読みたいという人向けです。

お支払い確認後迅速に対応いたします。 
発送の際は水濡れしないように梱包して発送します。

一点限り、現品限りです。
よろしくお願い致します。