2017年8月、猛スピードで信号無視をして飛び出してきた自転車が、私の車に衝突しました。こちらの車は速度は出ていなかったので、自転車の速度が速かったせいでその人は大怪我をした、つまり自滅したわけですが、保険会社では、自転車は必ず速度が遅いもので、速度が速い自転車などこの世に存在しないと決まっているので、こちらの責任にされてしまいました。
何も悪いことはしていないので、納得がいかず、裁判を起こしました。まず、自転車がどのくらいの速度が出るものなのかを、保険会社の人も知らないし、弁護士も知らないし、裁判官も知らないし、誰もまったく知らないので、教えてあげる必要がありました。
そこで、事故の際に自転車の人(埼玉県の教師でした)が乗っていたのと同じ自転車を探して購入してきて、いろんな人に乗ってもらって、スピードを測りました。その際に、走ってもらう人たちに安全対策でかぶってもらう用途でこのヘルメットを購入しました。そして、誰でも時速30km以上が出せるという結果を裁判に提出し、自転車の方が一方的に悪かったことを認めさせて、勝利することができました。