戦前まで関西の雛飾りに添えて飾られた台所のミニチュアです。
流しに水屋棚、車井戸と神棚を備えた一式。
向かって右の嫁隠しは蝶番で繋がれ収納時は折り畳めます。
おそらく明治末から大正時代。
道具類は全てがオリジナルのセットではありませんがある程度揃っております。
特に鰹節削りは抽出しは開きませんが刃を模した金属板が入れられよく出来ております。
袖も入れた全体の幅 約44cm
袖部分と突出部を除く本体の大きさ
高さ約28.4cm 幅約33.7cm 奥行き約8.5cm
手桶の柄に傷。
杓子や卸金に歪み、傷、錆など。
てぼ笊に竹の折れの箇所。
緑釉油壺、土鍋(清水焼印)、摺鉢、七輪といった陶磁器類にはいずれも小さな欠け傷の箇所。
小物類は画像にあるものが全てです。
竹製クワ、熊手、箕など(まとめられていた糸が切れてばらけている)は勝手道具とは言い難いですがしばしばこのタイプのセットに添えられているのを見かけます。
背板に木の収縮による亀裂数箇所。
向かって左側面に穴2箇所、
おそらく差し込み式で板塀があったものと思われますが欠失。
一部の棚板の部材の外れた部分は接着直し等補修。
各所に汚れや歪み、傷み。
その他、時代のあるものですので各所に傷みや古い補修箇所もあるかもしれませんがご了承下さい
。
画像と説明を参考に古い物である事をご了承の上で宜しくお願いいたします。