Yahoo!オークション - 美品 1930s ディレクターズスーツ 3p 30s40s 礼...


















【詳細】
1930年代ディレクターズスーツになります。
上下共に1950年代以前の礼装に見られる非常に重厚感のある表地と裏地です。
ジャケットは1930年代に特徴的な類の美しい曲線的なウエストライン、ショルダーライン等がはっきりと出ています。
生地の厚み、前見頃の芯もしっかりと入り軍服のような立体的な仕立てですが、柔らかいエレガントな雰囲気が特に30年代らしい特徴です。
オランダのテーラーの仕立て品につき、よりクラシックな、フラップの付いたポケットのヨーロピアンなデザインをご確認ください。
腿幅37cmから裾幅27cmの太めのトラウザーズも上着に相応しく30年代らしいシルエットです。
状態に関してもベストの裏地の汚れを除いては使用感も少なく、30年代の品としては極上の状態と考えて良いと思います。

【状態】
美品です。 
ジャケット表地、裏地に目立つ汚れ、ダメージや過度の使用感ありません。
ベストの裏地に汚れ、トラウザーズの裏地に一般的に見られる程度の汚れがあります。
今後とも綺麗にコレクションや着用していただける状態となります。
その他画像をご確認の上にてご入札ください。

【サイズ】
ジャケット 肩幅:44cm 袖丈:64cm 身幅:52.5cm 着丈:74.5cm ベスト 肩幅:32.5cm 身幅:49.5cm 着丈:50cm トラウザーズ
ウエスト:42.5cm(平置き) 股上:38cm 股下:71cm(5cm程出し可) 総丈:107cm 腿幅:37cm 裾幅:27cm



(2024年 5月 14日 17時 16分 追加)
いただいた質問への回答です。

質問ありがとうございます。
襟元にテーラータグがあるのですが、画像を掲載していませんでした。確かに年号などは内ポケット内にはないのですが、ワイドなピークドラペルに3ボタンのフロントというのはとても典型的な30年代の特長です。割と高めの絞ったウエストラインやナチュラルなショルダーラインもその特徴を表しています。トラウザーズの裾幅も27cmとかなり太いので、これも30年代らしい特長です。

こちらの品は祖父を移民に持つ方の家から海外にて譲り受けましたが、これをその方の祖父が移民前に恐らくはオランダで仕立てた頃はまだ若かったと予想されますので、そう考えると40年代にわざわざ30年代のスタイルで仕立てる可能性は低い事となります。

例えば、BBCのデヴィッドスーシェの名探偵ポワロでは私の私見では、40年代に入っても30年代風やそれ以前の様な綺麗で独特なスタイルを楽しんでいる印象ですが、ポワロは当時すでに中年で特別な美意識を持っている為にその様な格好をしていると解釈しています。

通常ですと当時の普通の人はその時々の流行や用途に合わせたスタイルでスーツを仕立てますので、こちらのスーツの場合ですと、それらを加味すると30年代で間違いないと考えて良いと思います。

参考にしていただければ幸いです。